今年の新入社員はどんなタイプ(2016_5月号)

今年の新入社員はどんなタイプ(2016_5月号)

監査3部  片倉 奈美

去る3月23日、公益財団法人日本生産性本部「職業のあり方研究会」より、平成28年度の新入社員の特徴が発表されました。
これは、毎年の新入社員の特徴を、その時々に流行しているモノなどに例えて発表するもので、平成28年度の新入社員は「ドローン型」となりました。
その特徴はドローンに例えて以下のように説明されています。
「強い風(就職活動日程や経済状況のめまぐるしい変化)にあおられたが、なんとか自律飛行を保ち、目標地点に着地(希望の内定を確保)できた者が多かった。さらなる技術革新(スキルアップ)によって、様々な場面での貢献が期待できる。使用者(先輩や上司)の操縦ミスや使用法の誤りによって、機体を傷つけてしまったり、紛失(早期離職)の恐れがある。また多くのものは充電式なので、長時間の酷使には耐えない。」
 
貴社の新入社員はいかがでしょうか。
あさひ会計にも新入社員が入社しましたが、上記の特徴に当てはまるのか、まだわからないのが正直なところです。しかし、新入社員と日々接する(操縦する)私たち先輩・上司の接し方が新入社員の飛行経路を左右するとても重要な部分でもあるのだと考えさせられました。
また、同法人より、新入社員の特徴とは別に意識調査の結果も発表されています。
これは、毎年同時期に同じような内容のアンケートを実施し、年度ごとの新入社員の意識の変化を調査しているものになっています。

最新の平成27年度調査では以下の結果が大きな特徴となっています。
●過去最高の回答率になった項目
・各人の業績や能力よりも、年齢・経験を重視して給与があがるシステムがよい。
・能力をもとに評価が決まり、同期入社でも差がつく職場より、年齢や経験によって平均的に昇給していく職場がよい
●前年よりも多い回答率の項目
・職場の上司や同僚が残業していても自分の仕事が終わったら帰る
・仕事はお金を稼ぐための手段で、面白いものではない
・条件のよい会社であれば移るほうが得
●前年よりも少ない回答率の項目
・面白い仕事であれば収入が少なくても構わない
・職場の飲み会と自分の友人との先約では、職場の飲み会に参加する

この結果から、時代背景もあるせいか、安定を重視し、仕事とプライベート・生き方がくっきり線引きされ、しっかりしている人が多いのだな、と感じました。ただ、上記はあくまでも一つの調査結果ですので、新入社員全員がそのような意識であるということではなく、個々それぞれなのだと思います。
しかしながら、企業側や迎え入れる先輩・上司が今の新入社員の特徴等を知った上で接することで、円滑なコミュニケーションや採用活動の参考にもなり得るのではないかと考えます。
新入社員(ドローン)に正しく接して(操縦して)、企業の財産にしていきましょう。