住宅用火災警報器の作動確認をしましょう(2016_12月号)

住宅用火災警報器の作動確認をしましょう(2016_12月号)

審査部  海谷 浩美

火災の発生を音で知らせる住宅用火災警報器の設置が義務化されてから10年が経ち、全国で約1,100万台が交換時期に差し掛かっていることが総務省消防庁の推計からわかりました。放置すると電池切れなどで作動しなくなる恐れがあるとの新聞記事が掲載され話題になっています。実際に火災発生時に警報器が電池切れにより作動しなかったケースが出始めているので点検を呼びかけているとのことです。
この警報器は、平成18年6月施行の改正消防法で新築住宅に設置義務化され、平成23年6月以降は既存住宅も含め義務化されています。
住宅用火災警報器の性能、種類、設置場所、手入れ方法など、改めて確認してみましょう。

【性能】
煙や熱を感知し、警報ブザーや音声によって火災の発生を知らせてくれる機器です。感知部と警報部が一つの機器の内部に包含されていますので、機器本体を天井や壁に設置するだけで、機能を発揮してくれます。

【感知方式】
・煙式(光電式) 寝室・階段室・台所など
 煙に反応し、音や音声で火災発生を知らせるタイプ
・熱式(定温式) 台所・車庫など
 機器の周辺温度が一定の温度に達すると、音や音声で火災の発生を知らせるタイプ

【電源】
・電池を使用するタイプ
・家庭用電源を使用するタイプ

【取り付け位置】
・天井に設置するタイプ ・壁掛けタイプ

【型式】
・単独型
 火災を感知した機器のみ警報を発する。
・連動型
 火災を感知した機器だけでなく、連動設定の全ての機器が火災信号を受け警報を発する。(配線式と無線式あり)

【補助警報装置】
 音や光が出るタイプ(増設用)

【設置場所】
・全ての寝室
・階段(寝室が2階以上にある場合)
・台所(推奨)

【作動確認】
定期的に家族で火災時の警報音を確認する。
・ボタンを押す、あるいは紐を引く。
正常時 … 警報音や音声が鳴る。
作動しない … 電池のセット確認をしても鳴らない場合は、①電池切れ②機器本体の故障が考えられる。

【お手入れ】
ホコリが誤作動原因となる場合があるので
定期的にお掃除をする。

とても頼りになる火災警報機器ですが、古くなると火災を感知しなくなり、機器への安心感から作動しない=安全と認識してしまい、逃げ遅れるなどの危険があるそうです。
防災の日などに家族で機器の作動確認、点検を行い、自分たちで出来る防災を心掛けたいものです。