入湯税について(2015_2月号)

監査4部  中村 勝宏

まだまだ寒い日が続きます。夏は遠出をしたので冬は近場でのんびり、という方も多いのではないでしょうか。寒くなるとより魅力的になるのが温泉です。
温泉王国である山形県に住んでいながら、恵まれた環境を満喫しないなんてもったいない。私はそう思い立ち、県内の温泉めぐりを始めたところです。

ところで、そんな温泉入浴にも税金がとられているのです。それは、入湯税です。入湯税は、鉱泉浴場を利用し入湯した人に対して課税される地方税であり、環境衛生、鉱泉源の保護管理、消防などの各施設の整備や観光施設の整備を含む観光の振興に役立てるための目的税です。鉱泉浴場の経営者が市町村に代わって徴収して、市町村に納付します。税額は一人一日あたり150円が標準で、入浴料に入湯税が含まれていることが多いようです。

●山形市の入湯税
①宿泊した入湯客一人1泊について 150円
②日帰りの入湯客一人について    75円
※ 12歳未満の方は課税されません。

減免措置を行っている自治体もあり、年齢12歳未満や共同浴場、一般公衆浴場などは免除されている場合が多いようです。入湯税額は、全国の市町村の9割で150円ですが、中には20円、最高で210円の市町村もあります。総務省のデータによると、平成24年の入湯税による税収は、全国で218億、市町村税総額の約0.1%です。もちろん客足が多い施設がある市町村ほど、入湯税による税収も大きくなります。

一方、ある市では、日帰り入湯で、その利用料金が1,000円以下の場合、入湯税免除を平成26年4月より実施したことで、客足を伸ばしているとのこと。入湯税免除による値下げは、入湯客の増加につながる可能性があります。

昨年、山形県では東北六魂祭や山形デスティネーションキャンペーンなど、例年以上にイベントが開催されました。遠方からも多くの方が来県され、山形の魅力、温泉の魅力を知っていただけたのではないでしょうか。また来県いただき、税金は気にせず、ゆっくり温泉で過ごしていただければと思います。