合戦地めぐりの楽しみ方(2011_11月号)

合戦地めぐりの楽しみ方

公認会計士・税理士  田牧 大祐 

この時期、紅葉に、温泉に、旅行に最適の時期ですが、合戦地めぐりもお勧めです。合戦地は、開発が進んでいない場所も多く、タイムスリップして合戦当時の雰囲気を感じることが出来ます。

お勧めは、滋賀県との県境にある岐阜県関ヶ原です。多少の住宅、小学校などがあるものの、ほとんど開発されておらず、石田三成陣地跡に上ると田畑とともに関ヶ原盆地が見渡せます。眼前に数万の東軍を想像し、2キロ四方に4万人の兵が動いていたと思うと、緊張感を感じることが出来ます。勝敗は、西軍主力陣の傍観、寝返りが決め手になりましたが、どのような気持ちで合戦を見ていたのだろうかと、それぞれの立場の心境を感じずにはいられません。

ここでお勧めの【合戦地めぐりの方法】をご紹介します。

① 合戦について予習しましょう。(決戦の背景、決戦地までの行程、武将ごとの動員人数、配置など)
② 地図を持参しましょう。
③ 関連歴史館がある場合は、合戦地(予習)、歴史館、合戦地の順で回りましょう。
これで、合戦のほぼ全容をシミュレーションすることができます。

次の4点も楽しむのに重要です。

写真撮影用に三脚を持って行きましょう。撮ってくれる人がいません。
② 場所によって怖いときがあります。晴天の日に行きましょう。関ヶ原では、大谷吉継陣地に注意です。黒血川なる川を越え、暗い森の中に入り、少し陰ると、見えてはいけないものが見えそうになります。
おにぎりとお茶を持って行きましょう。コンビニや飲食店が無い所が多く、起伏もあり歩くのに体力を使います。
1歩が何センチか知っておきましょう。歩数で、弓や種子島(火縄銃)の有効射程距離を測り距離感をつかむとより臨場感を味わえます。

東北の関ヶ原といわれる長谷堂合戦も、近場でありながら楽しむのには十分です。長谷堂城から菅沢の直江陣地まで1キロ程度、長谷堂帯曲輪から見るに、1キロとも思えない眼と鼻の先に見え、ここで2万人と対峙していたと思うと驚きを感じます。

合戦地めぐりは、歴史をリアルに感じられると同時に、お弁当を持ってのウォーキングにもなります。これからの旅行の一案に加えてみてはいかがでしょうか。