子どもをネット犯罪から守るために(2013_12月号)

子どもをネット犯罪から守るために(2013_12月号)

監査6部  鬼海賀代子

先日、「子どもをネット犯罪から守るために~インターネット利用の現状~」と題しての講演会に参加する機会がありました。山形県内においても、インターネットやスマートフォンが関わるトラブルが発生しているなか、中学生の娘を持つ親として、大きな関心事の一つとなっていましたので、大変興味深く拝聴させていただきました。

親世代としてはインターネットと聞くと、パソコンや携帯電話ぐらいしか思いつかなかったのですが、今ではゲーム機器や音楽プレーヤー、学習用タブレットなどでもネット利用ができるとのこと。子どもの方が順応性があり覚えも早いため、親が思っている以上に簡単に(軽率に)ネットに親しみを感じてしまうので、ネットを介した被害やトラブルの事例が急激に増加しているのだそうです。

都会での話と思いきや、山形県内で実際にあった事例の紹介があり、驚いたのと同時に、もし自分の娘だったらと思うと、胸が締め付けられる思いがありました。

出会い系サイトによる被害
ネットで知り合った相手に画像を送ったら、下着姿に加工され拡散

SNS等コミュニティサイトでのトラブル
誹謗中傷がエスカレートし集団で暴行、死ねと書き込まれ登校拒否になった

 子供たちを取り巻くネット環境は日々進化しているようで、親としてはものすごく出遅れた気分ですが、講師の方曰く、「大人(親)が、ネットを使いこなし理解する」ことが重要なのではなく、子どもに対して「一人でも安全に使うことができる能力を身に付けさせる」ことが大切なのだそうです。

短い時間の講演会でしたが、「成長に合わせたフィルタリングをかける」「現代を生きる子どもたちにとってネットは必要不可欠なものであると、まずは大人が認識すること」等、参考になる話がいろいろとありました。危険だからと取り上げるのではなく、どのような危険があるのか、やっていいことといけないことは何か、しっかりと教えるのが親の役目と聞き、一度子どもと話し合ってみようと思いました。

今回のお話の中で、とても印象に残った言葉がありました。

親がすべきこととして、「子どもに信頼され、相談できる親になる」というものです。「ネット被害はあっという間に子ども一人では解決出来ないくらい大きな被害となる。そうなる前に、小さい変化を見逃さない親であれ、普段からちょっとしたことでも相談される親であれ」と言われているような気がしました。

まずは、信頼関係を保つために、子どもとけんか腰で話すのはやめよう、と強く心に誓ったところです。