家庭内流通備蓄(2013_11月号)

家庭内流通備蓄(2013_11月号)

監査3部  四釜 恵子

「家庭内流通備蓄」という言葉をご存じでしょうか?

今までも地震や台風などの災害に備え、家庭内に食料を備蓄されている方はいらっしゃると思いますが、非常時向けの特別な食品ではなく、普段の生活の中で「万一の場合」への対応を可能にする「流通備蓄」などと呼ばれる食料備蓄の方法が提案されています。

非常食ですぐ思い浮かぶのは缶詰の乾パンやアルファ米などですが、普段は口にしない食品のため長年しまい込んで、いざという時に賞味期限が切れていることもありえます。

そこで提唱されているのが普段家庭で使っている食品を活用する「流通備蓄」という方法です。これは普段の食生活に長期保存可能な食品を取り入れて、食べながら補充していくという考え方です。普段の食生活を考えてみますと、日持ちする食材と生鮮食料品を組み合わせて食べています。レトルト食品やうどん、パスタなどを1袋分余分に買い置きし、使いながら買い足していくことで万一の事態に備えるというものです。

これまで災害備蓄は、「一般家庭でも2~3日.分の備えを」と言われてきましたが、最近では、巨大地震対策として国の防災計画が見直され、「家庭には1週間分の水や食料を」とされています。また地震だけではなく、2009年農林水産省が発行した新型インフルエンザに備えた『家庭用食料品備蓄ガイド』では感染力の強い伝染病から身を守るために日常の買い物を含めた外出を控え、自宅で待機するための呼びかけを行っていますが、その中で望ましい食料備蓄は2週間分とされています。

私自身、東日本大震災から2年半が過ぎ、一時期のような危機感が薄れ、食料品や日用品の備蓄もあまりしなくなってしまいました。一方で、最近では今までに経験したことのない災害が増えてきているようにも感じています。

いざという時に備え、今一度身の回りを再点検してみてはいかがでしょうか?