珍しいお酒(2013_3月号)

珍しいお酒(2013_3月号)

総務部  三澤 昌宏

今年の冬もまだまだ寒い日が続きそうです。ご家庭でも鍋物など暖かい料理が人気を集めているのではないでしょうか。お酒好きの私にとっても、鍋をつつきながらおいしい酒が飲めるのは至福のひとときです。

そんな話で、ちょっと珍しい日本酒をご紹介したいと思います。先日、山形駅前のとある飲み屋さんを訪ねたところ、お店の方から話のタネにどうぞということで「貴醸酒」というお酒を試飲させてもらいました。お店の方曰く「仕込み水を水ではなく、お酒を使用して造る」とのこと。日本酒好きの方はご存知かもしれませんが、酒を酒で造る、なかなか贅沢な代物です。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、その由来は、国立醸造試験所が、平安時代の古文書『延喜式』(927年)に記されている宮内省造酒司による古代酒の製法「しおり」をもとに考案し、国税庁が開発したものとのことで、だいぶ古いお酒のようです。

 さて、いただいた貴醸酒は長期熟成のため、色は琥珀色に輝き、これが日本酒!?とは思えないほどの、とろりとした口当たりと上品な甘みのある味でした。ラベルを見ると、なんと日本酒度*-42、酸度3.2となかなかお目にかからない値。それを見てまたびっくり。

グビグビ飲むお酒というよりは、ショットグラスにストレートで楽しむか、氷を浮かべてオンザロックで楽しむお酒のようです。ちょっとの量で体が温まるので気付けにも良いのかもしれませんね。

後日、インターネットで全国の酒屋さんを探し、ようやく手に入れました。

お酒の味を思い出しながら、つまみを考えるのも楽しいものですが、今回はシンプルに“青菜漬”を合わせてみました。あわせるお酒は、平成22BY(醸造年度)ものの貴醸酒。なかなか合います!!

今回は、一般には馴染みのないお酒をご紹介いたしました。「酒は百薬の長」とも言われますが、度を越した飲酒は体の毒にもなります。あまり飲み過ぎず、おいしい料理と伴に楽しいお酒を飲みたいものですね。

日本酒度は+の値が大きいほど辛口、-の値が大きいほど甘口になる傾向があります。「H22年度の一般酒の成分分析等結果(平均値・県別)」によると、平均値は-0.7~+8.5。

珍しいお酒_photo(2013_3月号)