”金融円滑化”を、より”円滑”に!(2018年_1月号)

中小企業診断士 松浦 寿雄

 足元の景気は緩やかな回復基調が続いており、金融機関の貸出の積極化が経済情勢の改善に寄与している点が金融システムレポートの中で指摘されています。
下図の通り、中小企業の景況回復、金融システムの安定性から金融機関の不良債権比率は右肩下りで推移しているのが現状です。
一方で、平成25年3月末に期限を迎えた金融円滑化法により、貸付条件の変更等の取組みは定着しているものの、金融円滑化の出口戦略は今尚途上にあるといえます。

長年、中小企業の金融円滑化においては「情報の非対称性」の緩和が必要不可欠であると考えられてきました。(「中小企業白書2003年版、2005年版」)貸手である金融機関は、返済の確実性を見極めるために、借り手の正確な情報を入手することが重要ですが、中小企業金融においては審査を補う格付け機関やアナリスト等は存在しないため、借り手の質や借りた後の行動を正確に把握することが難しいといわれます。そのため、貸手と借り手の間に「情報の非対称性」が生じることとなり、リスクが不確かな中小企業への貸出は大企業と比べて難しいと考えられています。

あさひ会計、旭ブレインズは認定支援機関として多種多様な専門家と連携して、経営課題の解決をサポートしています。事業者の皆さまの側に立って、活きた情報を金融機関の視点も重ねて整理し、事業者と金融機関の橋渡し役になっております。

【返済負担の軽減につながった事例】
(1) 償却資産の耐用年数を精査した上で返済期間を延長
⇒ 返済負担: (年)▲10百万円、(増減)▲33%
(2)足元の業績回復に基づく「短期継続融資」としての取扱いを適用
⇒ 返済負担: (年)▲8百万円、(増減)▲21%
(3)複数金融機関の金融円滑化の取りまとめ、
バンクミーティングの支援
⇒ 収益弁済の確立、必要事業資金を確保

あさひグループでは、上記のような返済の見直しの他、事業計画の策定支援等金融面で幅広くサポートできる態勢を整えております。「金融円滑化をより円滑にできる存在」、「情報の非対称性の隙間を埋める存在」として是非、ご相談・ご利用ください。

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