NPO法人とは?(2012_11月号)

NPO法人とは?(2012_11)

監査5部  奥野 萌未 

近年、NPO法人主催の行事やセミナーが増えてきています。実際に参加した方や目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

そもそも、NPO法人の正式名称は特定非営利活動法人といい、不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的としています。ここで言う特定とは、改正NPO法が定める20種類の活動を行うことで、例えば、

  まちづくりの推進を図る活動
  環境の保全を図る活動
 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動

などがあり、その内容は多岐に渡ります。

有名なNPO法人として、乳がん検診の早期受診と治療の推進をするピンクリボン運動を行っている「NPO法人J.POSH」や、医療の行き届かない地域に医師や看護士を派遣している「認定NPO法人国境なき医師団」などがあります。

NPO法人と普通法人との大きな違いは、利益を目的としない=利益の分配をしないという点です。非営利と聞くと、事業収入や給与がないと思っている人も多いようですが、「利益の分配をしない」という点を守っていれば、NPO法人が事業収入を得ても、給与を払っても問題ありません。

NPO法人は、NPO法人・仮認定NPO法人・認定NPO法人の3種類に分かれます。認定NPO法人は、一定の基準に適合し所轄庁に認定を受けたNPO法人で、仮認定NPO法人は一部の基準を除いて認定を受けたNPO法人のことです。

NPO法人は現在約4万6千法人ですが、そのうち認定NPO法人は267法人(2012年8月1日現在)とされています。以前は認定を受けるための手続きが煩雑だったため、認定を受けている法人は全体のわずか0.5%程度でした。しかし、今年4月1日より実施された新ルールでは認定手続きが大幅に緩和され、今後は認定NPO法人が急速に増えていくのではないかと言われています。認定NPO法人は国税庁のHPに記載されており、事業報告書等を閲覧することが可能です。

認定NPO法人への寄附は税の優遇措置があります。認定NPO法人に寄附をすると法人は全額損金に算入、個人は確定申告で寄附金控除(所得控除)、または、税額控除(最大50%)が受けられます。

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