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フィンテックを使い倒せ(2019年_6月号)

 

 10月に予定されている消費税増税では、軽減税率※1対象品がある。軽減税率は私生活ではありがたいのであるが、事業会社の経理担当者には少なくない負担になるだろう。 

 例えば、①コーヒー1000円(税別)と②ペーパーフィルター100円(税別)を購入した場合、消費税は、80円(①1000円×8%軽減税率)+10円(②100円×10%)で、合計90円となる。これまでは福利厚生費、会議費などで1つの仕訳、1つの消費税区分でよかったが、10月以降は8%と10%を区分してそれぞれ入力が必要となる。同様に、御祝いの手土産にワインとノンアルコールを購入した場合は、10%と8%の組合せとなる。消費税軽減税率は1枚のレシートから複数仕訳をピックアップさせる判断と区分処理(電卓たたき)の2アクション増加の負担をもたらす。
 解決策は、フィンテックの活用である。例えば、フィンテック企業の会計ソフトfreee※2を使ってレシート読み取りすれば、10月からの消費税軽減税率区分も対応予定であり、自動入力で、ヒトの判断も入力も不要となる。

 株式会社ASAHI Accounting Robot研究所(以下、ロボ研)では、先日決算締めと申告を行ったが、実は仕訳を1件も入力しなかった(科目の訂正はあり)。ロボ研立上げ後、ヒトとロボット協働社会の推進を謳うからにはと、遊び心でNot Journal Projectをやってみた。フィンテック企業の会計ソフトfreeeを使用したが、銀行やカードのAPI※3連携等で資本金の振込から売上、経費まで、ヒトが1件も仕訳入力をせずに会計と申告をした日本第1号法人であろう。

 一般事業会社のあるお客様では、何百、何千という仕訳を、早業BANKを使って入力はせずに、一発で変換した仕訳を会計ソフトに取り込んでいる。1日かかる会計処理を30分で終わらせる。あるクリニックでは、給与以外の毎月の仕訳はすべて早業BANKと銀行API連携で自動化している。早業BANKは、エクセルシートを会計ソフト取込様式に変換する革新的なサービスである。

 ロボ研では、今期もNot Journal Projectが続いている。もはや仕訳は入力する時代ではない。

※1 軽減税率の対象品については、国税庁に消費税の軽減税率制度のQ&Aに詳しく記載がある。
※2 クラウド会計ソフトであり、マネーフォワードなど同様のサービスがある。
※3 顧客の同意に基づき、銀行やカード会社など外部システムへのアクセスを許諾し、システムを利用する機能。

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