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新入社員研修で学ぶこと(2020年_3月号)

株式会社旭ブレインズ 代表取締役 松尾 孝之

 
 もうすぐ4月、新入社員を迎える準備をしている法人様も多いと思います。
 先月号と今月号のあさひ通信に「新入社員研修のご案内」を同封しています。社会人として求められるビジネスマナーや基本的な仕事の進め方を学び、どのように仕事に取り組んでいくかを考える機会となります。
 ぜひ、ご参加ください。

 新入社員、若手社員に求める能力の調査では“コミュニケーション能力”や“協調性”など、対人能力が上位に入ります。新入社員研修でも職場での対応を学ぶ場面がいくつかありますが、その一つとして指示の受け方、報告の仕方があります。指示を受ける際の注意点として、
1-①相手に聞こえるように返事をし、
1-②筆記用具とメモを持ち、
1-③素早く指示者の元に行く。
2-①相づちを打ち(理解を伝えながら)、
2-②メモを取りながら指示を聞く。
3-①最後に要点を復唱し、
3-②分からないことは質問する。
と説明し、実践するよう伝えます。

また、報告の仕方では、
4-①結論から報告する。
4-②予定通りでない場合、すぐ報告する。
等と学びます。
 しかし、返事や相づち、質問すること、失敗した場合の報告等、入ったばかりの組織で行うことは相当に勇気の要ることです。つい最近まで学生で、同世代のコミュニティに居ることが大概だった新入社員に、多様な世代の、人によっては父母、祖父母世代の、しかも他人とコミュニケーションを取れと言われても、そこには大きなハードルがあるのではないでしょうか。

 アメリカでコーチ、起業家として著名なアンソニー・ロビンズによれば、人を動かす(動かさない)要素を大別すると、次の6つに分けられるといいます。
(1)安定感:これまでと同じが良い。
(2)変化:これまでと違うことがしたい。
(3)重要感:重要な人間でありたい。
(4)つながり:周囲の人との一体感。
(5)成長:自分のレベルを上げたい。
(6)貢献:誰かの役に立ちたい。
 学生から社会人へと大きな変化を強いられる環境の中、(1)安定感 や(4)つながりが感じられれば、新人も安心し行動しやすく、対人能力も発揮できると考えられます。組織の中にいても大丈夫、周囲からも愛情をもって受け入れられているという実感があれば、周囲の人とも打ち解け、好ましい対人関係に近づくのではないでしょうか。
 新入社員に頑張ってほしい、早く独り立ちしてほしいという期待と共に、組織の一員になってくれたことへの感謝や愛情を示すことで、安心と行動につながっていきます。新入社員が一日の大半の時間を過ごす組織が、彼らをどのように想い受け容れるか、新入社員の後の仕事ぶりにも影響を与えることと思います。

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