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決算日はいつがよい?(2019年_4月号)

毎年春めいてくると、また今年も始まるなと、出陣前の具足をつけるような気持ちになる(具足はつけたことはないのであるが)。

会計事務所は季節労働者※1であり、確定申告と3月決算の時期が繁忙期である。
社会福祉法人、学校法人は、3月決算であり、また、建設業などの規模の大きい法人の3月決算※2も多く、これは、国、地方公共団体の会計年度の影響が大きい。

国と地方公共団体の会計年度は、財政法第11条、地方自治法208条により4月1日に始まり、翌年3月31日に終るものとされている。明治大正財政史に会計年度の記載がある。初めて会計年度を設けた明治2年、10月開始の9月決算であった。その後、12月決算、次に6月決算と迷走の末、今の3月決算に落ち着いている。秋の物寂しい10月、落ち着かない正月開始、猛暑の中での開始はしっくりこない。

以前、12月決算で正月休み前の年末棚卸が大変だという社長に決算日変更の提案をしたら、決算日って変えていいんですか?と言われた事がある。
事業会社の決算日は自由に決められ、株主総会で定款変更するだけであり、税務署等へ届出すれば済む簡単な手続きである。
決算日はいつがよいかと聞かれると、繁忙期の2ケ月後をお勧めしている。あわただしいまま気づいたら決算日という事を避け、決算対策が行える。

その他にも以下のようなわけで決算期は、繁忙期の2ケ月後をお勧めする。
・在庫が少なく、実地棚卸作業が楽
・納税は、決算の2ケ月後となるので、おおよそ繁忙期の4ケ月後で、資金の回収がすんで、現預金に余裕がある場合が多い

今年もさくらのつぼみが膨らみ、具足の脛あて紐を結ぶような気持ちの時期が来た。芽吹きの時期、4月スタートの会社は、季節感と合っていて、気持ちとしてはとてもよい。

 

※1:繁忙期前の季節感、雰囲気をBGMで表すと
1月 The Imperial March(ダースベイダーのテーマ)、
2月~3月14日 It’s My Life(BON・JOVI)、
3月15日 ほたるの光、
3月16日~3月末 Happy(Pharrell Williams)、
4月初旬 静寂

※2:税務申告をしている法人の約2割が3月決算である。東証上場情報サービスに登録されている上場会社3,800社中では、2,356社、62%が3月決算であり、3月決算は、会計士泣かせの決算時期でもある。

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