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田中信生先生(2021年_7月号)

 

田中信生先生は米沢興譲教会の牧師先生だが、先生との最初の出会いは、「これ、面白いよ」と日新製薬㈱の大石俊樹社長(現会長)から頂いた、『心のおしゃれの3 か条』と題した講演テープだった。
このテープは➀シンプル、➁ユニーク、➂ハーモニーと3つの視点から生き方を説いているのだが、笑いあり、涙ありで講演を聞いた後の晴れ晴れとした爽やかさで、私自身、自分の生きざまを振り返りつつ何度元気付けられたかわからない。
講演内容を簡単に紹介しよう。
➀シンプルライフ・・・あれもこれもと欲にとらわれるのではなく“何がなくとも大丈夫” “どこにいても満足”、過ぎ去った過去やまだ来ぬ未来ではなく“今に感謝して生きなさい”、その為には“思い切って捨てなさい”。
➁ユニークな人生・・・横を見て比べて生きるのではなく、“自分自身に感謝し、自分自身を大切に生きなさい”。相対的なものを越えて、ユニークな自分の人生を生きなさい。その為にはどんな時でも“前向き肯定的” な生き方をしなさい。人間は“前向き肯定的” な生き方を通して最高の生き方が出来るように創られている。
➂ハーモニーのある生き方・・・自分に感謝して生きると、人間関係がうまくなる。どんな人に対しても前向き肯定的だと、お互いに励ましあい、褒めあい、尊敬しあい、高めあうことが出来る。互いの音色を出しながら溶け合う関係、それが“ハーモニーのある生き方”。

日経新聞の最終ページに、各界の著名人が月替わりで自身の半生を振り返る“私の履歴書” が掲載されているのだが、ちょうど2年前の7 月にプロゴルファーの中嶋常幸さんが寄稿していた。中嶋常幸さんは、弟からもらった田中先生のテープを試合に向かう車の中で聞き、高速道路わきの非常駐車帯で車を止めて号泣したと“私の履歴書”で記している。
中嶋選手は父からゴルフの英才教育を受けジュニアゴルファーとして登場したのだが、あまりの厳しさに家出をし、父の死後も親不孝で冷たい男と自責の念にかられていた。しかし、田中先生の「あなたは悪くない。一生懸命生きている。自分を許してあげなさい…」という言葉に感極まったのだという。また、スランプに陥り、真綿で首を絞められじわじわと底なし沼に沈んでいくような時期に、「すべては最善のためにある」という田中先生のテープの言葉が胸にすとんと落ちてスランプを脱出したというのだ。

私も、社員の結婚式で挨拶を頼まれると必ず締めの言葉として「万事相働きて益となる」という、田中先生に教えてもらった言葉を新郎新婦に送ることとしている。今やこの言葉は、「前向き肯定的」とともに私の座右の銘だ。

先日、1回目のコロナワクチンを打ちに行ったら㈱カスカワスポーツ社長の粕川治子さんとお会いした。エッ!粕川さん65 歳以上?と若々しいのにびっくりしたのだが、その日の夜、倫理法人会のイブニングセミナーで田中先生がお話しされるとお誘いを受けたので聞きに行った。
テーマは「どんな時でも大丈夫」。あなたの人生はあなたの言葉で出来ている。逆境のときこそポジティブな言葉を使いなさい。“大丈夫” の方から“今”を見なさい。横を見ないで縦を見なさい。自分を褒めて励まし、未来を描き、夢を見なさい。描いたものが自分のものになりますという教えだった。
会場で熱心にメモを取っていると田中先生が私を見つけ、「私のライバルがいる。こっそり聞いているんだものねえ。」といつもの茶目っ気でいたずらをするものだから、会場の皆さんが私の方を凝視することとなった。「この人は稲盛教で‥」と尊敬する田中先生に紹介までしていただき光栄に存じた次第である。

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