山形事務所監査7部 今野 浩水
先日、娘と二人で酒田市美術館に出かけてきました。お目当てはフェルメール光の王国展。美術や絵画にまったく無知な私ですが、(フェルメールはちょっとだけ知っていたので)たまたまTVCMで開催していることを知り、ミーハー心が疼きだして行ってみたくなりました。原画ではなく、複製画(作品をリ・クリエイト(再創造)したもの)ですが、そうそう全37作品をお目にかかる機会はないので、貴重な体験でした。
日本でも大人気のオランダ人画家で、ご存じの方も多いかと思います。「真珠の耳飾りの少女」「牛乳を注ぐ女」等が代表作として有名です。特徴的なのは女性をモチーフにした作品が多く、オーッと感動するよりは、物静かで、ほっとさせる雰囲気を持つところ。また、フェルメール・ブルーと言われる青(ウルトラマリン)を使うことも、フェルメール作品を語るには欠かせません。ターバンを巻く少女の青は本当に印象深いものでした。娘が「写真みたい」と言っていたのは絵画の小ささも相まってか、その通り。フェルメールはカメラマンの才もあったに違いありません。
ネタばらしで、昔ギャラリーフェイクという漫画に出会っていなければ正直、絵画や画家など微塵も興味がなかったと思います。
たかが漫画と思わずに一度読んでみるとハマること間違いなし!読書と芸術を一度に味わえてお勧めです。興味のある方は一度手にしてほしいと思いながら、私もまた読み返してみようと思うのでした。