あさひ職員のぶらり日記~霞城公園:最上義光像~(2018年_6月号)

総務部 保科 志保

 山形市の霞城公園にある「最上義光像」(昭和52年建立)はご存知でしょうか。
東大手門をくぐり、公園内に入ると正面に堂々たる像があります。山形在住の方ならば、一度はご覧になったことがあるかと思いますが、今回はこの像のすごさについて紹介したいと思います。
関ヶ原の戦いと時同じくして、上杉軍(大河ドラマ「天地人」で有名な上杉景勝の忠臣:直江兼続)が最上領内に攻め入ってきます。最上義光は懸命な攻防により領地を守りきり、退却する上杉軍を自ら指揮を執って追撃しました。霞城公園の像はこの時の姿を現したものだそうです。右手に指揮棒を持ち、後ろ足で立つ馬にまたがっている姿は、躍動感があり、とても迫力があります。馬の声が轟き、今にもこちらへ駈け出してきそうです。

 さて、この像で注目すべき点は、「約3トンの騎馬像が馬の後ろ足二本だけで立っているところ」です。
これは世界的に見てもとても珍しいそうです。山形市の佐藤市長も「市長のやまがた自慢」で紹介されています。
あらためて、山形の職人が持つ技術力の高さを誇りに思います。
新緑の候、霞城公園にぶらりと行き、ゆっくりご覧になってみてはいかがでしょうか。

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