2019年5月完工予定であさひ会計グループはセミナー棟を建設中である。
セミナー棟が出来れば約100名が参加できるセミナールームを常設することになり、いつでもセミナー等を開催することが出来る。
会計事務所の役割は、試算表を作り、決算書や税務申告書をつくることは勿論だが、本質的には如何に経営者の皆様のお役に立てるか、如何に経営者の皆様とともに歩めるかだと思っている。
㈱ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が警鐘を鳴らすように、会計事務所の本当の仕事は帳簿をチェックしてハンコを押すことではなく、経営者と一体となって会社のビジョンを作り、それを実現するためのレールを敷き、プロセスを相談し、実行するパートナーとなることが本来的な仕事なのだろう。
あさひ会計では、セミナー棟が完工した暁には、数多くのセミナーや研究会を開催していきたいと思っている。
その中で1番目に取り上げたいのは経営者向けのセミナーである。
混とんとした企業を取り巻く環境の中で如何に経営をかじ取りしていくのか、経営者の皆様に向けたどちらかといえば実務家による講演を企画していく予定だ。
例えば、昨今の求人難の環境を受けて、新卒採用は如何にあるべきかといったテーマだ。
あさひ会計では数年前に5人の学生に対して内定通知を出し見事4人から内定辞退をされた屈辱を味わったのだが、今年の4月の新卒採用では、この採用難の時期にもかかわらず90名超の就職希望者が応募してくれた。
これは人材採用コンサルティング会社の㈱レガシードの指導の賜物なのだが、㈱レガシードの近藤社長の講演は是非とも実現したい演目だ。
また、人事制度やマーケティング、生産管理、業務のIT化などについても取り上げたいテーマだ。
次には、若手経営者向けの経営研究会を実施していきたいと考えている。
実は、本当に経営がわかっている経営者は稀だ。学者だって生きた経営はわかっていないし、ほとんどの経営者は暗中模索の中で経営をしているのだ。というより日々変化していく経営環境の中で失敗を繰り返しながら進みゆくべき方向性を探り当てているのが実際の経営者の姿だ。
若手経営者には異業種交流会のような経営研究会の中で、志を語り、日々の疑問を持ち寄り、研究をし、議論をし、経営者としての哲学を形づくってほしいと思っている。
このほか、事業承継やIT化、労務関連対策といった時代を取り込むテーマの勉強会、管理者向けや新人向けの階層別研修、製造業や医業といった業種別の研究会、営業・総務・経理などの職種別のセミナーを考えている。
そして、あさひ会計が独自に編み出した経営改善手法であるMQ会計の実践道場なども開催したいと思っている。