あさひ会計は、“東北でNo.1の会計事務所”を目指している。東北No.1といっても売上高でのNo.1なのか、顧客数でのNo.1なのか、従事者数でのNo.1なのか捉え方は様々だ。実際には他の会計事務所のデータが公開されていないので、どの事務所がNo.1なのか、いつの時点でNo.1になったのか明確ではない。しかし、おおよその見当は付く。
また、量的なNo.1なのか、質的なNo.1なのかという区分もある。いずれにしろNo.1を目指すことは悪いことではない。ナポレオン・ヒルが著書『思考は現実化する』で述べているように「思い」は実現するのであり、「思い」を持たなければ物事は成就しない。「思い」こそが人生をつくり、会社の将来を決定づけるのだとすれば、経営者は、高い目標を掲げ、高い志を持ち、理想とする夢を語る必要があるのであろう。
あさひ会計で今、最も旬なのが「公会計」部門だ。総務省の通知により全国の市町村は2年後までに複式簿記を導入しなければならない。公共団体の会計はこれまで「収入」と「支出」しかない単式簿記で、固定資産台帳や貸借対照表も整備されていなかったのだが、漸く企業会計と同様に複式簿記を導入することとなったのだ。あさひ会計は山形県内で複式簿記等の導入支援を受けようとしている市町村の過半数から受注している。さらに、秋田県や宮城県の市町村からも支援の要請を受けている。
企業会計の分野では、昨年から他の会計事務所では実施していない簡易監査を導入した。これは大会社(資本金5億円以上等)で義務づけられている法定監査に準じた手法を導入して、期中においては内部統制の状況をチェックさせて頂き、改善すべき事項をリストアップし、内部統制の整備および運用の支援を実施している。これは、多くの企業で内部統制が確立されていないことに起因して、不正や誤謬が発生している現実に対処する手法であり、期末時には会計事務所の通常業務である決算業務を支援し、税務申告書の作成業務を実施している。
また、中堅・中小企業の経営者様向けにはMQ会計を実施し、経営を販売単価(P)、仕入単価(V)、販売数量(Q)、固定費(F)の4つの視点から分析する手法を用いて、黒字(増大)化への支援を実施している。本年9月にはMQ会計の考案者である西順一郎先生をお迎えして会計事務所向けのセミナーを開催する予定である。
上記の他あさひ会計では、相続支援センターによるこんな手法があるのかといった事業承継対策や、公益法人・社会福祉法人向けの専門的な支援など、顧客法人様向けの事業を実施している。