監査4部 税理士 髙橋 克徳
この号が発行される頃には少々季節外れな話題でしょうか。でもまだ大丈夫です、蔵王にはゴールデンウィーク頃まで滑走可能なゲレンデがあります。
私事ですが、今年の正月からカービングスキーを始めました。息子に教えるために、まずは自分が挑戦です。
手始めに、インターネットや雑誌で調べたところ、当時私が中学生・高校生だった頃のスキーと現在のカービングスキーとでは、板の構造、性能、長さ、そして滑り方さえも異なることを知りました(最も異なるのはウェアですが…)。
例えば、膝から下をくねらせ、キレの良いターンで斜面を攻める、上手い人の代名詞と言えば「ウェーデルン」ですが、現在のスキーではウェーデルンとは呼ばないようで、どうやら「小回り」ないしは「ショートターン」と呼び、滑り方もいささか異なるようです。
どうも下半身で板を回転させるのではなく、そもそもが内足に乗ると言いますか、板のサイドカーブ(エッジの曲線)を使ってターンをするという感じなのです(私の主観です)。これがなかなか難しく、子供の頃の感覚が邪魔をし、苦戦しました。スキーを上達させるコツは、何だかんだ言っても練習を重ねることに尽きるとは思いますが、上手な人と滑ること、また、誰かに自分の滑りを客観的に見てもらうことが大切だと思いました。
練習の末、今回はバッジテストの2級を取得しましたので、来シーズンはもう少しステップアップ出来るように、またコツコツと楽しみたいと思います。そして、息子に教えるという当初の目的を見失わないようにしたいと思います。
震災以降、蔵王には未だ関西からの修学旅行生や団体客が戻っていないと聞きます。蔵王を愛する一人として、私も胸を痛めております。
この度、スキーを通して、雪質、スケール、樹氷、温泉、スキー場で働く方々の温かさなど、蔵王の魅力を改めて実感しました。ちなみに、どのゲレンデ、どのコースもそれぞれ個性に溢れ魅力的ですが、個人的には上の台のサブバーンが好きです。蔵王に一頃のような賑わいが戻ることを、心から願っております。
皆様も是非、お出かけください。