公認会計士・税理士 田牧 大祐
帝国データバンクの「事業承継に関する企業の意識調査」(2013年7月11日発行、有効回答数1万157社)によると、86.3%の企業が事業承継を経営問題としてとらえているとしている一方で、6割超の企業は、事業承継の取り組みを行っていないとの回答結果でした。
中小企業においては、後継者の不在割合が6割を超えると言われており、今後親族内承継から、第三者への事業承継であるM&Aが増えていくものと思います。
また、買い手としてのM&Aは、「時間を買うこと」と言われますが、新分野への進出、技術の取得、拠点開拓、リスク分散等、自社で一から進めるよりも短時間で目的を達成することが出来ます。
M&Aは、買い手、売り手ともに有効な経営課題解決手法でありますが、情報が無い、仲介手数料が高い等の問題もあり、特に小規模企業にとっては、身近な存在ではなかったと思います。
この度、あさひ会計も理事会員となっている日本M&A協会(㈱日本M&Aセンター及び全国の会計事務所の理事会員で構成)では、小規模企業向けM&A仲介「“どこでも事業引継ぎ”システム@ネット」を開始することになりました。
「事業拡大したい」、「売り案件情報を知りたい」、「事業承継先を探してほしい」など、M&A、事業承継興味のある経営者の方は、ご一報いただければと思います。
※現在、山形M&Aサポートセンターでは、無料相談を行っております。